無痛分娩を取り扱う病院は大学病院だけではなく個人の産科でも増えてきました。
里帰り出産で無痛分娩を考えている方にとっては、自然分娩に比べて病院によっても受け入れが可能か(里帰り出産での受け入れが可能か)否かという下調べも大切です。
また最寄りの病院で無痛分娩を取り扱っていない場合でも無痛分娩を希望していればやはり下調べが大切になります。
私が無痛分娩で出産したのは2019年4月でしたが、妊娠が発覚した頃から無痛分娩を希望していました。知り合いで無痛分娩をした人もいなかったのでネットだけが頼り…。
まずは病院探しをしてから、どこで無痛分娩を希望するか考える時間が少しでも取ることができるようにこの記事を作成しました。
無痛分娩を取り扱う病院の一覧/近畿圏内
下記情報は厚労省のサイト(参考:無痛分娩について)より抜粋しました。
2019年11月、厚労省の調査にて近畿圏内における無痛分娩の対応病院についてのまとめが発表されました。
分娩予定の府県をクリックすると病院一覧が出てきます。その中身として
①基本情報(病院名・住所・電話番号・HP情報)
②無痛分娩に関わる医師の人数(産婦人科医と麻酔科医の合計人数、うち常勤医数)
③診療実績(2017/01/01~2017/12/31)全分娩件数(帝王切開件数、経腟分娩の
うち無痛分娩件数)
それぞれが明記されています。診療実績が3年前となります。最新の情報については病院のホームページを参照してみましょう。
近畿圏内の無痛分娩取り扱い施設、病院一覧
自分に合った病院の選び方とは?
出産を控え、いろんな情報に翻弄されてしまいがちなプレ・ママやパパたち。
特に「良かれと思ってわざわざ言われた不安な言葉」にとても心が痛むお母さんたちも多いのが事実です。
その中でこの無痛分娩は特に言われてしまうのが悲しいです。痛みを伴わないお産はお産ではない!母親になるためには痛みが必要だ!という言葉により敏感になっていませんか。
お産はどんな方法であれ2人の命がかかっていることをどうしてか忘れがちになっています。楽なお産なんてどこにもありません。無痛分娩という名前だけで必要以上に傷つけられるママが多いのが残念でなりません。
無痛分娩の偏見「母性が生まれない」
無痛分娩の偏見の1つに「痛みがないのに母性が生まれるの?」「赤ちゃんを虐待するのでは?」という根も葉もないうわさが後を絶ちません。
しかも、こういった言葉が近親者から言われるママもしばしば…。義理の関係ではなく実の親ですら偏見を持った言葉をかけてくる人もいます。
痛みと母性は相関関係にないと医学的な論文があったとしても信じないのがこういった人たちです。
自分が痛い、苦しい思いをしたのだからあなたもしなさい。じゃないと私が報われないじゃないの。
自分が経験した辛い痛い経験をしなさいってすごい言葉だなと思います。しかしこれって日常にゴロゴロ転がっている感情ですよね。
痛みを伴いにくいから「楽」であることは悪なのでしょうか。
無痛分娩をすることで誰かを傷つけたり、怪我をさせたりするのでしょうか…?
甘えているのはどっちなんだ?と言いたくなります。そんな言葉をかけるような幼い言動に振り回わされてしまうのは、我が子を想うからです。そして母性は溢れさせなくていいのです。自分も大切にできてこそ、1人の人である我が子を大切にできると2児の母をしていて私は思います。
義両親への説明はどうしたか
義母は3人の子を自然分娩で出産。60代半ばであの時代にはとても珍しくずっと正社員で働いてきました。3人とも産休明けると即保育園(無認可保育園時代もあったそう)。自分の両親にバックアップしてもらって今も元気に働いています。
義父はマイウェイな人(嫁ですがそう思うw)なので義父も義父で仕事熱心。定年退職後も趣味や自治会の仕事に忙しくしつつ、ほぼ毎日インスタを更新する義父です。笑
無痛分娩を希望していると伝えたのは安定期に入ってからでした。
そして無痛分娩の説明会を夫と聞き「陣痛が先にこなければ無痛分娩で出産します」と義母に伝えました。
義母は「あなたたちがそれでいいのなら」という返事でした。無痛分娩のメリットの1つに予定分娩であるため、お子1号の保育園への連絡や都合、夫の仕事の調整、義両親・実母の予定が組みやすいこともありました。
仕事をしている義母、趣味に忙しい義父の予定を合わせられたこと、陣痛が無痛分娩当日までこなかったこと、この2つがうまくかみあったことで私はお子1号のことをしっかり見てくれる環境を整えられたことにまずホッとしました。
より安心してお産へむかうことができました。
無痛分娩は健康保険が使えるのか?限度額適用認定証はいるのか?
無痛分娩そのものは自費診療となっています。病院によって設定金額はまちまちです。
私が出産した病院は「無痛分娩 10万円」となっていました。
健康保険、限度額認定証が使えるのは
・緊急で帝王切開になった場合
・吸引分娩、鉗子分娩、陣痛促進などの保険適用の処置がされた場合
・入院が長引く場合(お母さん自身) など。
幸いにも大きな処置がなく予定通りの入院日数であれば医療保険や限度額認定書を使うことはありません。
無痛分娩をしてよかったと夫婦で思えることが大事
夫と一緒に無痛分娩の説明会に参加したことが私は一番大切な出来事だったなと思います。病院によって開催の有無はあると思うですが、妊婦健診に同行しなくてもいいから無痛分娩の説明は夫婦そろって聞くべきだなと今も思っています。
出産に対するリスクを一番感じているのは紛れもなく母になる本人です。妊娠発覚から激動の体調不良の時期やメンタル不調の最中に心無い言葉で傷つけられているわけです。
そこで夫が助けずして誰が助けるんだって話です。
義両親への説明も夫が一緒に聞いたうえでの決断なのでと言えたのは私も言いやすかったですし夫が知らん顔しないためにも必要な時間だったなと思います。
無痛分娩への理解は夫と足並みをそろえるためだと思って説明会がなければ妊婦健診時に説明を夫婦そろって聞くのをおすすめします。夫が不安に思っていることがないならば妻である本人が不安に思っていることを横で聞くことから始めてもらいましょう。
無痛分娩に対して正しい理解が広がりますように…
読んでくださりありがとうございました
あーむ(@anncolomochi_am)でした