無痛分娩レポ②~無痛分娩の痛み~

無痛分娩レポ

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あ-む(@anncolomochi_am)

です。二人目を無痛分娩しました!

今日は無痛分娩についてお話したいと思います。大事な大事な痛みの話です。

簡単に私と今回出産した病院のスペックを紹介。

→出産時30歳。妊娠発覚時より無痛分娩を希望していた。第一子は自然分娩。「ただただ痛かった」が感想。

病院→県内に2ヶ所産婦人科、1ヶ所助産院を設ける個人病院。産婦人科医 5名。
麻酔科医 2名。在住している県内では、無痛分娩において有名。

 

 

陣痛の痛みでお産自身が嫌な思い出になっている方も多いと思います。
ただ痛みは忘れるものだから人間は生きていけると聞いたことがあります。
ダイレクトな痛みは、出産時がピークですが心の痛みは出産から何年も経っても癒えない人もいます。

そんな痛みを軽減できるのが無痛分娩です。完全に痛みがなくなるわけではないので
痛みを緩和できるお産方法と思っていただけるとよいと思います。

そもそもお産はどうしてあんなに痛いのか

そりゃ、10cmちょいくらいの穴から赤ちゃんが出てくるからなんですけどね。(ざっくりいうとね)
みんなそれぞれ痛みの表現がありますよね。

日本産科麻酔学会のHPによると…

産前にお産の痛みがどのくらい強いかを予測することは難しく、一人ひとり痛みの感じ方は異なります。 疼痛質問表(痛みを表現する言葉のなかから、そのときの痛みに最もふさわしい言葉を本人に選んでもらう)を用いて、お産の痛みを調べた研究があります。 これによると、初産婦さんのほうが経産婦さんより痛みを強く感じるという結果がでました。 また初産婦さんにとっても経産婦さんにとってもお産の痛みは、がんによる痛みや関節痛など、とても強い痛みとして知られている痛みよりもさらに強いものでした。
Q2. お産のときはどこが痛いのですか?どのくらい痛いのですか?

人によって痛みの「感じ方」は違うもの痛みがあることは間違いないということです。
陣痛がはじまると、陣痛の痛みを計測するためにモニターをつけます。
痛みが強くなると山のようにぽこっと高くなり、この山の波の間隔が一定になってくると助産師さんたちは「そろそろだな、出陣準備」という具合にお産の準備が始まります。

無痛分娩では、この「そろそろ出陣だな」の痛みのピークより前に麻酔が開始され
痛みを軽減する作用があります。

自然分娩と比べた時の無痛分娩の痛み

自然分娩「腰をちぎってくれ」

第一子を出産した時は27歳。
予定日2日超過の初産だったため「こりゃ長丁場になるな」と思いながら病室にいること丸2日。いよいよ本陣痛がきたときには半分泣いていて背中と腰をさする実母に
「腰がちぎれそうだから、ちぎってほしい(!?)」というようなことを言っていたような気がします。つまり、曖昧。

痛くてベッド柵を掴む手は痙攣するほどでしたが、ベテラン厳しめ助産師さんから「お母さん、そんなに痛がらなくても大丈夫」と言われたのが何気に傷ついています。はは…。

だって痛かったもん!!腰、もげそうだったし(腰痛持ちだから余計だったのかな)
産まれた瞬間は「終わった~!!!」が一番の感想。お股はバシッと切られたので縫合される痛みもありつつ、カンガルーケアをされ痛みを紛らわしながら我が子と対面…。

無痛分娩「もう一人産めるかもしれない」

そして無痛分娩での痛み。
硬膜外麻酔をしたのですが、脊髄に麻酔を入れるための管を入れる処置があります。
文字にすると中々怖く感じますよね。
ただこの硬膜外麻酔、手術では一般的な方法であり麻酔が一番効きやすいそう。つまり痛みの緩和に最適な方法と麻酔科医より説明を受けました。

硬膜外鎮痛法は無痛分娩のときのみに用いられる方法ではなく、手術や手術後の痛み止めの目的で日常的に使われている方法でもあります。
Q4. 硬膜外鎮痛法とはどんな方法ですか?

実際、私はあまり痛みを感じず管を通すことができました。
ここで暴れたりすると脊髄に当たったり、うまく処置ができないからということで看護師さんに少し抑えられましたがあまりに動かなかったので(痛くなかったから)麻酔科の先生と看護師さんにすごく褒めてもらいました。笑

そして、陣痛が始まった時、正直私は「ちょっと痛いくらい」にしか感じませんでした陣痛を計測するモニターは85~90をほぼ5分置きに山を作っていました。
まさに驚き。自然分娩の時は、この時点でほぼ半泣きでしたので。

なんなら、夫と少し口喧嘩していたくらい。笑

「あ~!これは少し痛い!」と思ったのが、助産師さんや先生が集まってきて
「お母さん、もう赤ちゃんそこまでおりてきているから、そろそろいきもう!」と言われおよそ15~20分で出産。

産まれた瞬間「このくらいの痛みで済んで本当によかった」でした。
落ち着いて出産できたので、立ち会いをした夫の表情や初めてお子2号を見た1号の表情、実母や義母の表情や言葉かけをしっかりリアルタイムで見れたのは私にとってすごく貴重な体験でした。

そして産んでまだ数時間しか経っていなかったですが「無痛分娩ならもう一人子どもがほしい」と思ったほどでした。(※ランナーズハイ的な感じだったのかもしれませんが、産後しばらく経っても思いは変わりません)

麻酔が効いている時の感覚

話を少し前に戻します。
脊髄に管を通したあとから、麻酔が開始されます。

硬膜外腔や脊髄くも膜下腔に入った局所麻酔薬は、子宮や腟、外陰部、会陰部の痛みの神経をブロック(遮断)すると同時に、足の感覚の神経や、足を動かす神経も鈍くします。 よって硬膜外無痛分娩中は、足がしびれる感じがしたり、足の力が弱くなったりします。 また排尿にかかわる神経も鈍くなります。尿をしたい感じがなくなり、また尿を出すことも難しくなります。 よって、施設によって方針は異なりますが、硬膜外無痛分娩が始まったら歩行せずベッド上で過ごすことにしている施設も多くあります。 トイレには行かず尿はベッド上で管を通して出すことが多いでしょう。
Q11. 硬膜外鎮痛の管が入ったあとはどうなるのですか?

私の場合、足がポカポカしてきたような感覚でした。
正座をしていて「あ~しびれてきたわ~」となって足を崩した時の「足がじわわ~ん」とするような、あの感覚です。
痛くはなくて、触られているのも分かります。足を大きく出なければ動かすこともできますし、同じ姿勢だと疲れてくるので方向転換もできます。

脱水にならないためにも水分補給はしないといけないので、しっかり水分はとっていましたが、尿意がにぶくなっていました。
看護師さんから時折「トイレ大丈夫?」と聞かれても「気にならないな~」と過ごしていたので、導尿されました。人生初の導尿でびっくりしました。

そして少し痛みがあるかな~という時は麻酔を追加できるとのことでした。
しかもナースコールのようなボタンで自分でボタンをぴっと押すと、麻酔が少量でてくるというものだったのでなんだかすごいなと思いつつ、ぴっとボタンを押していました。

産婦人科医からも「痛かったら押してね。我慢したら無痛分娩の意味ないからね。」と励ましてもらったので、少しでも痛かったら麻酔を追加しました。

脊髄の管を麻酔がとおる感覚は【お風呂の天井の水滴が背中に落ちた時】みたいなヒヤっとする感覚でした。笑

そしてその後からぽかぽかじんわり温かくなったように感じて痛みがまた和らぐということを繰り返していました。

産後の痛みは、ほぼなかった

私の場合、第二子ではお股を切らずに済みました。本当によかった…。
第一子の時は切開後の皮膚の癒着がうまくいかず、しばらく通院➡内服➡塗り薬で対応したり、排尿時に傷にしみて悶絶したこと約2年。

その恐怖から解放されていたこともあってか、出産を終えて1時間ほどは分娩室にいてその後は歩いて病室まで帰れました。第一子の時も徒歩で病室まで帰りましたがヨロヨロだったので、今回はすたすた帰れたのにも驚きました。

そして後陣痛がなかったこと、子宮収縮での痛みはありましたが退院時には特になかったこともあり、私にとってはほぼ痛みは感じなかったお産という認識です。

これも個人差があるので一概には言えませんが、痛みが少ない方が後あと元気で過ごせるよ!というのが無痛分娩のメリットだと思います。

無痛分娩で気になる痛みの経験談について少しでも知っていただけたら嬉しいです。

痛みが少なくても
我が子は超絶可愛いよ♡

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