私が占い師を始めた衝撃の理由

伊吹碧
伊吹碧

ルノルマンカード、タロットカード占いを

副業にしています。7ヵ月で10万円を超えました。

自分が分からなくなった時期があった

自分で自分の存在意義が分からなくなった頃がありました。それはお子2号の産休入りした直後に訪れました。

仕事で対価を得ること、つまり稼ぐことが生きがいだった自分(あとから気づきました汗)が、稼げない状況になったことで、どうしても虚無感はぬぐえない日々が続きました。

もちろん、お腹にいる我が子を懸命に育てていることは分かっていますし他の妊婦さんが同じように思っていたら「いやいや!仕事よりキツイことをしているんだから!」と諭すと思います。

でも。私にとって「外で働けない」ことで自分の存在価値を見失うほどの価値があったことをこの頃初めて知りました。

自分を探すかのように、あてもなく図書館や本屋に行って自己啓発本や育児書を目にしてもどこか上の空になってしまっていたときに「そういえば趣味がない…」と気づきました。

無趣味というより、趣味を拒否された時期があった

夫の影響で長らく好きだった「嵐」のファンをやめることになったことがきっかけで私はそれまで自分の「好き」であったものを徐々に手放していきました。

好きだった歌は「気持ち悪い」と言われ、聞くことを少しずつ遠ざけ、隠れるように聞いていました。

可愛いと思った服を「ダサい」と言われ、自分の服のセンスがないんだと無難な色、デザインのものしか選ばなくなりました。

そうした時期を結婚してから約5年間、徐々に失い、ある時ふと自分の心を見ると「あ、私って趣味がない」という状況に気付きました。仕事に集中することで自分の感性や「好き」に蓋をして生きていました。

今思えば、じわじわ地獄へ足を踏み入れていました。渦中にいれば分からない事ってたくさんありますよね。

隠れてできる趣味「占い」に出会う

元々占いは好きでした。星占いにはじまり、動物占いなどのその時に流行った占いを雑誌で見るレベルですが割りと信じていました。

占い師さんにお金を払った事があるのは某ショッピングモールのブースで出ていた占い師さんに高校生の時に1回、道端で手相をワンコインで見てもらったこと(大学1回生の頃だったかな)、そして産休入りして母が一度行ったことがあってとても当たるから一緒に行こうと言われ易占いで1回の合計3回。

その3回目の易占い師さんに出会った後に心がふと軽くなりました。たしかに当たっていたこともあります。しかし、当たった・当たっていない以上に誰かの心を解きほぐす作用が占いにはあるように感じました。

それ以後、自分にはどんな占いが合うのかを探していく中で、タロットカードに出会いました。

カードという偶発性のものでありながら「当たる」と言われるタロットカード。
書店でカード付の解説本を買いました。

買ったその日から「カードの読み方を記録しよう」とノートに出たカードの位置を記しました。聞いた質問事項も合わせて書き続けていくといつも占うことは「夫の気持ち」ばかりであることに気付きます。

夫の気持ちを知ったから分かったこと

占いを信じる、信じないによってこの「相手の気持ちが分かった」というのは少し気持ちが悪いものであることも承知の上で書いていきます。

夫が何を想い、あんな言葉を言ったのか…。
夫は今何を考えているのか…。

話せばわかることばかりなら、誰も喧嘩はしませんし果ては離婚や離縁になりません。

そうじゃないから悩みます。近い関係の人ほど、よく分からない時はあります。

そして私は、夫の気持ちを表すカードたちから「あ、なるほど。だからあんな態度だったんだ」や「あ~。あのことがまだひっかっているんだ」と妙に納得することが増えました。

そうなったことで私が勝手に夫のことを少し理解できた。
何が起きたか。

少しずつ夫婦関係が変わっていきました。結果的には良くなったように思います。私自身が夫に対して「適度な距離感」を掴めるようになりました。

相手の気持ちは、移り変わるのでその時々によって出てくるカードもポジティブであったりネガティブであったり様々です。

しかし、カードから読み取れることに私が納得できるのであれば占いはとても充実したセルフメンテナンスのツールになると実感できました。

「これは絶対に奪われたくない趣味であり、私の心の安定に繋がる」と気づき、1人で集中してできるからこそ楽しめる趣味となりました。

誰かの力になりたい、占いを副業にする

占いを趣味にしているというのは少し抵抗がありました。易占い師さんの元へ連れていった実母にだけは早々に「タロット占いを始めた」ことを伝えました。

そして実母も「占ってほしい」と言ってきたタイミングで初めて他人を占うことにしました。タロットに出会って1か月ほど経った頃です。

「当たっている」と言われた時、お世辞かもしれないけれど嬉しかったです。
「その悩みに対してどうすればいいのかな」と言われた時に「そうだよね。悩みを当てただけじゃ、無意味なんだ」と気づきました。

そこから「解決策を意識した占い」を自分自身でも行いました。

例えばタロットカードでも有名な「悪魔」のカード。
見るからに怖いですよね。

「悪魔が出たから…終わり」ではないのです。悪魔が出たからどう対処すべきなのかという点が必要です。それは周りのカードとの相関関係から読みますが、プラスして相談者の思考の癖や行動力にも左右されてきます。

無意味なアドバイスは必要ないということに気付きました。

そのころから「誰かの力になりたい」と想い、有料で占いを始めました。

 

>>>無名、霊感0で有料占いを始めた結果

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